二重否定を少し勉強

double negative (二重否定)が、「相殺して肯定になる」という論拠は初歩的な代数学の借り物であり、文法とは無関係である。

「both A and B」を否定すると(ド・モルガン(数学者)の法則)
1、現在はAもBも肯定される状態
2、これを否定することは、
Aではないか、またはBではないかの状態

AでもBでもない状態があり得る。
つまり、
Aではないが、Bである状態
Aであるが、Bではない状態
Aでない状態かつBでない状態
の3つがあり得る。
当初は、この3つの状態を表すのに not both A and B が使われていたが、後に
neither A nor(最近はor) B の表現が出来た為、最後の状態は使われなくなりました。


アメリカ人も誤って二重否定をよく使うというからコミュニケーションには注意が必要だ。
(アメリカの学校では大学に入ってから文法を習うらしく、学生も文法が嫌いらしい。)

そんな二重否定だがアメリカでも親や教師はダメだと教えている。

I haven't got none.といえば、

I do have some.=いくらか持っているということになる。


しかし、昔はりっぱな地位をもっていた。
チョーサーも「カンタベリー物語」で二重否定を使っている。

近代語にして書くと、

He never said nothing bad in all his life to nobody.
「彼はその生涯に、いかなる人に対してもどんな悪いことも言わなかった。」

現代の正しい英語では、
nothing は anything とし、nobody は anybody にしなければならない。

「デトロイトの社会方言の研究」によれば、
二重表現の語法について、
上流中産階級で、男性は6.3%が使い、女性は(0%)使いません。
下流中産階級では、男性は32.4%が使い、女性は1.4%が使っています。
上流労働者階級では、男性は40.0%が使い、女性は35.6%が使います。
下流労働者階級では、男性が90.1%が使い、女性は58.9%が使います。







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