over を征服

over を征服

「上に、〜を超えて」から「もっと上に、さらに超えて」という意味
そういえば、比較級の er がついてる。

英語は目に見える具体的な意味から、抽象的な意味に発展する。
「もっと上に、さらに超えて」が具体的なものを想定するが、「もっと上に、さらに超えて」で表現できそうなものに使われていく。超過するならなんでもってくらい。
例えば、体重、時間、期間、能力など…。

さて、
「上に」といえば、above もそうだが over は真上(だから覆いかぶさるイメージがつきまとう)。above は真上を含んだ上の方。
on も上だがこれは接触状態を表す。

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目に見える具体例
The plain flew over our house.
飛行機が家の上空を飛んだ。(over があるため家の真上を越えていった意味がある。
over の代わりに above を使ったら単に家の上空を飛んでいった意味となる。)
I fell over a stone.
石に躓いて転んだ。(身体が石を覆っているイメージができませんか?)
He spoke to me over my shoulder.
彼は肩越しに私に話しかけた。(彼が私の肩を覆っている様子を想像してください!)

目には見えない例。=抽象的
A sudden change came over him.
突然の変化が彼を襲った。(over が彼自身を覆うようなイメージを想定)
He rules over a country.
彼は一国を支配しています。

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「超える」イメージを使ってみます
目に見える具体例
We live over the road.
私たちは、道の向こう側に住んでいます。(道を越えているのです。)

(over の代わりに across from the roard でもかまいません。
ついでに
walk over a brook(ブルック小川)は、「小川をまたいで(覆いかぶさる)渡った」
walk through a brook は、「小川の中を歩いて渡った」
walk across a brook は、「とにかく単に渡った」)

The coffee spilled over.
「コーヒーがこぼれ出た。」(所定の場所から「超過」したのです。この over は、副詞として使われていますね。「超過」のイメージがspill「こぼれる」を修飾した結果、副詞として使われています。副詞だから動詞を修飾しているのではないですね。まず、意味ありき、です。 )

目に見えない具体例
She is over 60 kilos.
彼女は60キロを超えている。

We stayed there over Sunday.(期間)
日曜までそこに滞在した。(月曜の朝までいたことを含意してます。超えているのです。)

この期間を表すとき(期間の)幅もイメージできる。
He quarreled over money with her.
彼は彼女とお金のことについて言い争った。
(この over の代わりに about でもいいが、over のとき長く言い争ったのだ)

I don't give out my credit card number over the phone.
電話でクレジットカードの番号は教えられません。
(通常手段を表す over と説明されますが、やはり「この電話でのお知らせの範囲は超えている」。電話で話すべきことじゃないってことです。)


「超えて」という場合、距離が感じられ「向こう側」を表すこともできます
Move over,please.
「立ち止まらないでちょうだい。」(はやく向うに行って)

そして、この「向こう側」、
こっちからあっちの向こう側があれば、向うからこっちへの向こう側もあります

Come over and have a drink.
「うちへ来ていっぱいやろう」
Would you like to sit over here ?「こっちに来て座りませんか?」

これは、どっちでしょう。向こう側の感じはありますが。
Are you busy or can I come over?
「忙しいですが、それとも私のほうがお伺いしましょうか。」

「超えた」ら「終わる」こともあります。
この場合「超える」が「終わる」も意味します。

Love is over.
(オーヤンヒーヒーの歌)

Game is over.
Game is up.

両方とも「ゲームは終わった。」
(over に時間の幅を感じませんか?)

The good old days are over.
「古きよき時代は、その時代を超えた(終わった)」
この over は、「副詞か形容詞か」などと思い煩ってはいけません。
どっちでもよいのです。

まず、言葉(単語)があって、その使われ方が一定したとき文法上形容詞といったり、副詞といったり、前置詞といったりするのです。

ついでに、
He is over his cold.
「風邪(を引いていた期間)の向こう側にいます(治ってますよ)。」

最後に能力を超えている場合。
She is over me in the office.
彼女は会社では私の上役だ。
(この over の代わりに above を使ったらどうなるのかは、後日)




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