冠詞を知らなくて恥をかく!


冠詞なんかに神経を使うな、というけれど、

stay at home stay at the home の区別ぐらいはしたいと思う。
前者は家にいる場合に使い、後者は施設にいる場合に使います。

Do you have the time ? は、時計を持っていますか?
だから、デートの誘いと勘違いし「忙しい」と返事してはいけない。
Do you have time ? は、時間がありますか?
だから、一緒に遊んでもよい。



三つの用法をひとまず復習
The engine of the plane has stopped.
(エンジンは1つしかなくそれが止まった=the は、特定されたもの)
Engines of the plane have stopped.(複数のエンジンのうち複数のエンジンが止まった=無冠詞の複数は任意の不特定多数を示す)
The engines of the plane have stopped.
(複数のエンジンの全部が止まった=the は特定された全体に言及する)


雰囲気を摑んでみよう。
That girl has got banana all over her dress.
バナナは、ぐちゃぐちゃになり「個体」としての状態ではない。
だから、始まりと終わりを想定する「a」は使わない。
特定を示す「the」も使わない。
ぐちゃぐちゃになったバナナがドレスを覆っている。

You'll get plenty of sun .
この sun 空で輝いている太陽ではない。さんさんと絶え間なく輝く太陽の光です。

Should I sign this paper in pencil or ink?
インクは、液状のものです。ペンシルは鉛筆ではないようです(冠詞が付いていませんから数えられないものとして話されています)。
黒鉛状のサインをしたらいいのかインク状のサインをしたらいいのかを問題にしています。

冠詞の a と one
1つを表すときは同じですが、
ア)A boy cannot lift it.(少年にはそれを持ち上げる事ができない)
イ)One boy cannot lift it.(1人の少年は無理だけど、2人の少年は出来そうです。)
a が総称を言う時は別の意味になってしまいます。

いつも同じではないことだけを確認しておきます。
もう少し難しい例をことわざから。
A bird in the hands is worth two in the bush.
「手の中の一匹は茂みのなかの2匹に匹敵する」

コミュニケーションの中でこの文が使われるとき、
A bird の A を One に変えることは出来ません。
同じ「1つ」を意味しますが、
この「A bird」は、他の種類の動物から区別された「bird」をも意味します。「鳥」でなく「犬」では意味をなさないのです。
種類と1つを同時に使う用法はone にはありません。




I met a woman with child .(妊娠中の女性=冠詞がないため個としての意識がない=状態)
I met a woman with a child .(子供連れの婦人=始まりと終わりを意識する a があるため個としての子を意識した表現)

I went to the library on Monday .
(この前の月曜日=通常「曜日」には冠詞は付かないと説明されます。)
I went to the library on a Monday .
(ある月曜日=他の曜日と区切られた始まりと終わりを意識した表現)
この月曜日には何か意味を込められているようです。

His promotion is out of question .(彼の昇進は、確かだ)
His promotion is out of the question.(彼の昇進はありえない。)

「飛行機のエンジンが止まった。」
An engine of the plane has stopped.(複数のエンジンのうち1つが止まった)
The engine of the plane has stopped.(エンジンは1つしかなくそれが止まった)
Engines of the plane have stopped.(複数のエンジンのうち複数のエンジンが止まった)
The engines of the plane have stopped.(複数のエンジンの全部が止まった)

ここにも所有格にかわるthe があるから見て頂戴。


『a』も復習
冠詞の”a”

a は、数えられる名詞につきます。
数えられる名詞とは、固体を想定できる名詞という意味です。

a は、その中の1つを表します。
つまり、その背後には複数の固体があり、その内のどれでもが代表して固体を表すわけです。

さて、
固有名詞(人の名前など)には、その背後に同じ様な固体が複数が存在するわけではありません。

だから、同じ名詞でも話者がその名詞を使うとき形を想定できる名詞として使用しているかそうでないかは冠詞の有無でわかります。

I go to the school.
I go to school.
上は、冠詞がついています。だから固体を想定し学校という建物に行くのですが、
下は、冠詞が付いていません。だから数えられない名詞として使用されています。授業を受けに行くとき、「授業」は形の想定できない抽象的な意味で使われているのです。

watch TV listen to the radio を考えます。
TV の場合は、テレビという機械を見ているのではありません。その中の画面を見ています。テレビという機械を「絵」に描くために見ている場合は、watch the TV となるでしょう。
radio は、ラジオという機械に向け、耳を傾けているのです。

play the guiter play baseball も同じです。
guiter という具体的な固体を想定し、演奏する場合は冠詞をつけて相手に報せます。
「ギターを勉強する」なら、study guiter となるわけです。
baseball は、ゲームです。固体を想像できません。だから、冠詞を使えないのです。

ここまできてもわかったような、わからないような。

ア)I like a girl.
イ)I like girls.
この違いは、どうでしょう。

アの意味は、「私には好きな女性がいます。」
その女性は、話者にとって特定されています。しかし、聞いている相手にはだれかわからない。このような場合に使われています。
イの意味は、「私は女性が好きだ。」(任意な不特定多数としての総体を表す)です。

この文の場合同じ意味ではない。アの冠詞 a は、総称の a ではありません。文の前後関係から意味が特定している例です。
試しに、相手を想定して、I like a girl.で文を作ってみてください。
相手にはわからない一人の女性を話者は想定し、「ある女性が好きなんだ。その女性は…(どこそこであって、どういう話をしてと続きませんか)」

総称を表す場合に、
a をつけて言う場合(文脈で判断)、
the をつけて言う場合(学問的に能書きを述べているような)、
無冠詞で複数形で言う場合(とにかく複数いてそれぞれの個性は念頭におかないで)があります。

違いはなんだろう。
「the+名詞」は、名詞を抽象化して個々は感じられない。
「a+名詞」は、始めと終わりを感じさせるが、無作為な1つに抽象化している。
「無冠詞+名詞の複数形」は、個々を感じさせた上で全体をまとめた感じがする。それでも個々を感じたままつかみどころのないまとまり。

「the+複数形」もあるが、これは限定された複数の全部を言う場合に使います。



かえってややこしくなっていたらすいません。







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